はい、パッケージの風景が綺麗過ぎてつい借りた。
災害系はデイアフタートゥモローくらいしか見たことないけど隙好き。
内容は、ノルウェーの景勝地であるフィヨルドの山が崩落して大規模な津波が起きてしまいました!津波が到達する高さは海抜80m!リミットは10分!どうしよう!?
って感じ。
とりあえずとにかく景色が綺麗だった。
宝くじ当てたら移住したいくらいすばらしい風景だった。まずその風景で引き込まれた。あれだけでも結構満足。
あと主人公の、パパ役の人がかっこよかった。
前半は割とグダグダしてるというか、転勤することになった主人公一家の引越しと、その最中に起こる山の崩落の前兆のパートなんだけど、なんとなくテンポが悪くて津波が来るまでに結構待たされる笑
家族大好きだけど仕事に熱心すぎる主人公と、それ故にちょっと家族をないがしろにしてしまう事に父に対する母の怒りや、息子との微妙な距離感等の演出パートで、一応ここでグダついたから、津波を被災したし、津波を乗り越えて家族でひとつにまとまることができました。ってなるストーリーの仕込みの部分だったんだけどちょっと長い気がした。
山が崩落してから津波起こってからの緊迫感はすごかった。
腕時計のタイマーを10分にセットしてさあ来たぞ・・・!って覚悟を決めるところとか、逃げながら腕時計の標高を測る機能で標高確かめたりとか手に汗握るシーンが一杯あった。
とにかく10分という限られた時間しかない中で、自宅から避難する父娘サイドと、ホテルから避難する母息子サイドとあって、目の前で立ち往生する隣人、警報に気づかず避難バス乗り場に現れない息子、母親サイドへ助けに行きたい父親とか、極限の状態の中で生死を左右する数々の選択を迫れて手に汗握って面白かった。
残念ながら夜に被災するから美しい風景は前半しか楽しめないけれど、普通に考えてこ
ういうのってやっぱりいろんな都合で夜のシーンしか撮れないもんだよね。
地下シェルターでの絶望感もよかったしそこで発狂するおっさんのシーンもよかった。息が続かなくなって天井に頭をぶつけるところとかも苦しさが伝わってきてよかった。息子を助けるパパ、無音の心臓マッサージのシーンもよかった。
突っ込みどころは津波が去った後の父の行動とその超人っぷり、そして軍人のごとくたくましい母ぐらい。
ストーリー・・・・★★★★☆
キャラクター・・・★★★★☆
設定・・・・・・・★★★★☆
10点満点中・・・8点!!!
ノルウェーに住みたい。