映画 吐き出したいだけ インプレッション

映画を観て感じた個人的な感想や考察を書き殴るポンコツレビュー

エヴェレスト~神々の山嶺~

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漫画を読んだことがあって、これ映画化したのか!と借りてみた。

「水分は取りすぎるということはない...」で有名なアレ。

映画の内容はなんていうか、大雑把で漠然としてた。

登場人物のそれぞれの行動の動機を裏付ける描写が少なすぎて感情移入できない。

羽生がキチガイじみてるのはともかく、主人公のフカマチもなんか思考回路の良くわからないキチガイっぽくなってて違和感を感じだ。同行してくる無理やり作ったようなヒロインも大概。漫画では主人公は割りと常識人だったはずなのに....。

性格も尖ってたり丸まってたりよくわからん。

ラストもなぜそこで切った!?というか、なんでそう捻じ曲げた!?って感じでとにかく微妙。

主人公のマロニーのカメラや仕事に対する情熱、羽生という男の生き様に魅せらて変化する心情、そして肝心な羽生についての突っ込んだ描写が少ない。

なぜ人は山に登るのか?という登山家の命題をほんのちょっとチラつかせた後に、勝手に主人公が説明不足の良くわからない論理で納得して終了するから感動も爽快感も何もない。漫画のほうとは大違いだった。

とにかく山屋の内面に全然スポットが当たっていないというか、冬山の厳しい環境の中での登山への情熱や動機、死への恐怖等の葛藤や、それを自分の中でどう消化して山へと向かうのかそういう心理的な描写が皆無。

特に感情移入する場面もなければ、目を見張るようなアクションや緊迫したシーンもなし、山がきれいだなぁ~ってぐらい。

山や自然の恐怖を見せるでもなく、登山家の心情を描くのでもなく、リアルな登山テクニックや知識、装備を見せるわけでもなく緊迫するアクションもなく、ふわふわダラダラ終わった。なにがしたいの?って感じ。

~あらすじ~

マロニーのカメラ!羽生!

羽生!羽生!

生きる!

映画に限って評価するなら

ストーリー・・・・★☆☆☆☆

設定・・・・・・・★★☆☆☆

キャラクター・・・★★☆☆☆


映画『エヴェレスト 神々の山嶺』本編映像

 

 とにかく薄い映画だった。これはひどい

エベレスト3Dのほうが全然面白かった。

 

10点満点中・・・・・2点

 

原作に謝れ!

 

 

神々の山嶺 文庫版 コミック 全5巻完結セット (集英社文庫―コミック版)

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神々の山嶺(上) (集英社文庫)

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