はい、ずっと前に深夜テレビで流れてるのをチラッと見て気になっていたを最近思い出して借りてみた。
あんまりこういう映画は見ないんだけど面白かった。
っていうか感動した。
内容はHIVを患っているデクスターと隣の家に住んでいるエリックの二人の少年が、なんとかHIVを治療する方法はないのかと一生懸命試行錯誤して冒険する切ない友情物語。泣ける。
~あらすじ~
HIVって空気感染しないのか、じゃあ遊ぼうぜ
治療法発見した医者がいるらしいから2人で会いに行こう
だめだったけどきっとなんとかなるさ!
マイフレンドフォーエバー
ストーリー・・・・★★★★★
キャラクター・・・★★★★★
設定・・・・・・・★★★★☆
病弱で知性的なデクスターと対照的にちょっといたずら好きで大胆なエリックのコンビが良い。
時折見せるエリックのデクスターを気に掛ける優しやさ男気が良い。それに素直に答えるデクスターがかわいい。
HIVを治すためにチョコバーを全種類食べてみようとしたり、その辺に生えてる草を片っ端から煎じて飲んで見たり、発想と行動が子供ながらでいじらしいし、2人で川を下って遊んだり、煎じて飲んだ草をノートに貼って図鑑にしたりする描写も童心に帰れて自分の少年時代を懐かしく思えたりするし、感情移入もできてよかった。
仲を深めつつHIVの治療法を子供ながらに一生懸命探すところにほのぼのできるし心も温まるし、そこから2人で川を下る無謀な冒険にワクワクハラハラするし、その後のデクスターの病床生活が始まるところからはもう先は長くないんだなぁとじわじわ不安と悲しみが出てくるし、そこらラストシーンでは悲しいけどスッキリ爽やか終われるからよくできてると思う。
デクスターのことを気にかけて常に病気を治そうと必死になったり、彼を差別する友達と戦ってくれたりするエリックだけど、二人の関係はずっと対等で、はかない絆と友情があるのがいい。
エリックの俺の靴を抱いて寝るといいよという心温まるシーンからの、
ラストでエリックがデクスターの棺に自分の靴を入れてあげるところ、そしてデクスターの靴を片方もらって、その靴を川に流してあげるところがまた良い!
エリックに惚れる。
とにかく
二人の少年が楽しそうに遊ぶ描写が単純に良い!
いたずらや発想が純粋でいじらしいし、童心に帰れたりちょっとノスタルジックでいい。人形で遊ぶシーンはちょっと残酷だったけど…笑
互いを思いやる描写が良い!心温まる!
男女じゃなくて男と男ってのがいいね。男女の組み合わせだったら靴のプレゼントはなんかしっくりこないように思う。
デクスターの死期が近づくにつれて悲しくなれるのが良い!
エリックは必死にいたずらを考えたり元気づけてるけど見てるこっちはあぁ死んじゃうだろうなと二人の今後を思うと悲しくなてくる。デクスターの母親も。
ラストシーンが良い!!!
エリックがイケメン過ぎてつらい。
デクスターが一人で寂しい思いをしないように、そして病気に縛られずどこへでも旅立つことができるようにという想いが伝わってきた。
大人じゃなくて子供だからこそできる表現や心理的な背景が胸に刺さるというか、感動する映画だった。
10点満点中・・・・9点!!