映画 吐き出したいだけ インプレッション

映画を観て感じた個人的な感想や考察を書き殴るポンコツレビュー

地底探検~完全版~

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溢れ出んばかりのB級臭に釣られて借りてみた。

しかも僕は地底とか洞窟とか探検モノが好きだからなんかもうコレはコレでつまんなくてもいいから見たいって思った。


見て気づいたけど2部構成で3~4時間くらいあって長い。
あらすじはダーウィンの進化論で議論してるような時代の地質学者とその甥が、研究資金を得るために、行方不明の夫を探してる婦人の依頼を受けて夫が消えていったという金鉱へ夫を探しに行くんだけど、実はその金鉱が地下世界への入り口で、地下に広大な空間が広がっていて、海みたいなのもあれば、恐竜とか独自の進化を遂げた恐竜人みたいなのとか植物とかがありました。って感じ。
僕的にそういうファンタジー的なのはあんまり好きじゃなくて、洞窟なら洞窟、地底なら地底らしくリアルななかでちらりと怪物出しつつパニックしてくれる感じが好きなんだけどこれはこれでB級を楽しもうと思ったから普通に面白く見れた。センターオブジアースとインディ・ジョーンズを混ぜて残念にした感じ。

 

以下ネタバレ~感想~

 

 

 

でもまあ面白かった。

この主人公の学者が夫を探してる婦人と関係を持ったり、夫は夫で地下世界の人間の村で土人を教育してハーレム王国つくってるし、甥は甥で婚約者の癖にその村の美人と関係もったりでなんかドロドロな恋愛要素も入れてきたりでまぁごちゃごちゃしてる。怪しい海をいかだで渡ってるにもかかわらず海の生物に襲われなかったり、筏に乗る直前に襲ってきたプテラノドンみたいな群れはせっかく獲物が無防備な海の上でプカプカしてるのに襲ってこないしで他にも細かいところはいろいろ突っ込み何処満載なんだけどそこはご愛嬌。端折ってるシーンも多くてこれなら映画じゃなくて連続ドラマかなんかでやれよって言いたくなる。
とりあえず駆け足。のわりに長い。

最後の地底からの脱出の投げやり感も半端ない。
地上の湖の真下辺りに地下世界があるんだけど地下から帰る途中突如現れた竜巻みたいなのに巻き込まれて、その竜巻は地下から地上の湖へ水を汲み上げる欝の役割りをしてるらしく、主人公たちはその渦に巻き込まれて地下から地上へ一気に脱出って感じだった。ここは本当に「ねーよ!」って言いたくなった。
明らかにあそこだけぶっ飛んでるっていうかハチャメチャな感じっだった。
一応地下に行く前に地上で湖見た時に「水源は何だ?」「渦巻き理論というものがあってだな....」とかいう伏線は張ってあったけどこれはねーよ。
CGの技術も低くてなんか悲しくなってくる。
でもまぁアレはアレでファンタジーな感じでいいのかなって感じ。

そのあと婦人と主人公は結ばれて(夫人の夫は帰り途中で金とか万能薬的な草に目が眩んで恐竜人に八つ裂きにされた。死ぬシーンがマジで不自然すぎて笑えた)甥は地下に残してきた女が忘れられなくて地上の婚約者をほっといてまた一人で地下を目指す所終わるんだけど婚約者可哀想すぎた。

とりあえずわくわくするような空想やファンタジーをてんこ盛りにしてみた中に大人の不貞が混ざってきたり、チープな演出やガバガバな設定や展開でのごり押しがあったり、全体的に超大味なんだけどところどころ不自然なエグミが混ざってて面白かった。

 

評価するなら

 

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